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僕たちは希望という名の列車に乗った

Das schweigende Klassenzimmer

私はどうしてもこの日本語タイトルを覚えられず、毎度思い出そうとしても忘れてしまう。

原題のドイツ語は「沈黙の教室」、英語タイトルは「Silent Revolution」。

僕たちは希望という名の列車に乗った、はこの映画のまさに最後を物語るのだけど原題の直訳でもいいのかもと少し思いました。まぁ私はセンスがないけれど。

冷戦下の東ドイツで、ハンガリー動乱のニュースを知った高校生たちが授業中に抗議の黙祷をしたことが発端で追い詰められた先に大きな決断をする。実話だそうです。

子供達の素朴で純粋な疑問と正義感と反骨心は、友情や裏切りも含めて、体制の中で大きく揺るがされることになる様子は観ていてとても辛かったです。十代の子供達が、歴史や国家背景の大きな荷を背負わさなければいけないという状況を作らないようにしていくことが大人の役目だと思うのだけど、大人は大人の事情で何も動けない。

それでもこの高校生たちの自立心と湧き上がった気持ちを行動に移していくシーンに、ずっとずっと涙が止まりませんでした。

話は変わって、今回の参議院選挙の投票率の低さ…。若い人たちは、今は普通に暮らせてるし政治は自分の世界とは遠く、期待してもしょうがないという考えの方が (もちろんそうでない方も多いけど) 風潮としてあるようなのは残念です。

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